三社祭 来年の宮出し中止 主催者「正常な形に戻したい」

 江戸三大祭りの一つ、東京・浅草の「三社祭」で、みこしに乗った担ぎ手が騒ぎを起こし、相次ぎ逮捕された問題で、主催する浅草神社と同神社奉賛会は24日、総会を開き、来年は「宮出し」など本社(ほんじゃ)みこし渡御を中止することを決めた。昭和天皇崩御などを除き、宮出しを中止するのは初めて。
 中止するのは、来年5月の祭り最終日の宮出し▽本社みこしの各町渡御(とぎょ)▽宮入り。祭りの期間は例年通り3日間だが、最終日は代替の祭事を行うという。
 昨年、十数人がみこしに乗ったためかつぎ棒が折れた事態を受け、神社側は「ご神体を踏みつけるなどの行為は神様への冒涜(ぼうとく)」として、神社直轄の本社みこしに乗らないよう担ぎ手に要請。「みこしに乗ったら来年の宮出しは中止」と警告していた。だが今年も二十数人がよじ上り、都迷惑防止条例違反の疑いなどで逮捕者は7人に上った。
 このため神社側は警察など関係機関と協議を重ね、この日、氏子44カ町の代表者に宮出しなどの中止を伝えた。浅草神社奉賛会の永野章一郎副会長は報道陣に「大いに悩んだが、いま決断しなければ正常な形の祭りに戻れない」と話した。

カラ梅雨、農業に影響/津軽地方

 梅雨期間中の県内だが、津軽地方を中心に雨が少ないカラ梅雨模様となっている。青森地方気象台によると、津軽では梅雨入り後の降水量が平年同期の半分以下にとどまる地域がほとんどで、ダムの貯水率も低下。今のところ、生活面への大きな影響は出ていないが、取水制限など一部農業への影響が出始めている。週間天気予報では二十四日以降も晴れか曇りの日が多く、カラ梅雨はまだ続きそうだ。
 今年の県内は平年より九日遅い六月二十一日に梅雨入りした。直後は天気がぐずついたが、その後は一時期を除いて本格的な雨に見舞われず、同日から七月二十二日までの降水量合計は、今別二一ミリ(平年同期比16%)、五所川原市市浦三〇ミリ(同24%)、外ケ浜町蟹田三一ミリ(同20%)、青森三三ミリ(同32%)など、津軽地域で平年を大きく下回っている。
 ただ、三八上北地域では六月二十九-三十日と今月五日に集中して雨が降り、八戸一七五ミリ(同142%)、三沢一六七ミリ(同132%)、七戸一六六ミリ(同118%)などと平年より多い。
 同気象台は「太平洋高気圧の勢力が弱いため梅雨前線が南に停滞することが多く、北上しても太平洋側だけに影響したため、津軽で雨が少なくなっている」と説明する。
 国土交通省青森河川国道事務所は二十三日、岩木川の流量が減っていることから、「岩木川水系渇水対策支部」を事務所内に設置した。二年連続の設置で、気象状況、ダムの貯水状況などの情報収集や、河川の監視を行う。同事務所によると、同日に番水制を始めた岩木川地区土地改良区連合以外は、水不足の影響が出たという情報はないという。
※写真=カラ梅雨で少雨の影響が出始めた津軽地方。枝豆の草取りをする農家の人たち=23日午後、つがる市木造館岡

「中田フィーバー」に異例の球場変更

 中田フィーバーが球場も動かした。当初の予定では4、5回戦の大阪桐蔭の試合は住之江、万博で行われる予定だったが、ともに南港球場に変更となった。大阪府高野連は「1回戦の報道陣の数に驚いた。予想以上だった。それに対応できる球場が舞洲か南港しかない」と説明。清原、桑田で人気を集めたPL学園や牛島、香川の浪商(現大体大浪商)が観客数の多さを考慮して、試合会場を変更したことがあったが、報道対応を理由にしての特別措置は大阪大会史上初の出来事という。
 大阪桐蔭の1回戦の会場となった豊中球場には、テレビカメラ6台、63人の報道陣が詰め掛けた。チームは通常、球場の外で取材に応じるが、中田の場合は大会議室を使用した。「大混乱になるし、安全確保のため」と府高野連関係者は話した。大阪桐蔭が勝ち進んだ際、準々決勝も球場を変更するケースがある。

<年金問題>時効停止特別措置、まず145人に支給決定

 社会保険庁は19日、6日に施行された年金時効停止特別措置法に基づき、まず145人(男性83人、女性62人)に総額7423万円を支給することを決めた。最高額となるのは90歳の女性で、時効を迎えていた23年9カ月分、541万円が一括支給される。社保庁は20日に正式決定して対象者に郵送で通知し、年金定例支給日の8月15日に口座へ振り込む。
 同法は、社保庁が記録ミスをしながら5年の時効で受け取れない年金がある人に、時効を適用せず全額支給する内容。6日以降、3147件の申請があり、社保庁はこのうち支給額の確定が容易だった145人を最初の支給対象とした。
 145人は66~90歳(平均74歳)で、支給額は1192円~541万円(同51万円)、時効停止期間は1カ月~23年9カ月(同5年6カ月)。全員、過去に記録漏れが確認され既に記録訂正済みながら、時効分の年金を受け取れていなかった人で、今後新たな記録漏れが発覚すれば、申請者はさらに増えるとみられる。【吉田啓志】

興南、24年ぶり甲子園へ=決勝再試合、代表一番乗り-高校野球沖縄大会

 第89回全国高校野球選手権の沖縄大会は18日、沖縄・北谷公園野球場で再試合となった決勝を行い、興南が2-0で浦添商を破り、24年ぶり7度目の夏の甲子園出場を決めた。興南は全国で今夏の甲子園代表一番乗り。
 決勝は16日の試合が雷雨のため延長11回終了時点で1-1の引き分けとなり、仕切り直しに。この日は興南が3回に先制、8回にも加点した。
 興南は1966年に夏の甲子園初出場。68年には沖縄勢で初めて準決勝に進出し、80年からは4年連続出場。83年、後に阪神で活躍した仲田幸司投手を擁して2回戦に進んだのを最後に、甲子園から遠ざかっていた。

急増“イナゴ戦法”詐欺 特定地域で短期集中的犯行 民事訴訟装い取り下げ名目

 ■警視庁「ご注意を」
 特定の地域にターゲットを絞り、数日間で多数の住民に文書を送りつけて現金をだまし取ろうとする振り込め詐欺が全国各地で急増している。架空の民事訴訟の取り下げ名目で現金を詐取しようとする“旧態依然”の手口だが、わずか2~3日の間にひとつの消費者生活センターに同様の相談が数十件寄せられるほどの集中ぶり。相談は数日で収まるが、その直後に他地域のセンターへ同様の相談が多数寄せられており、警察や同センターは特定の振り込め詐欺グループが短期集中的に犯行を重ねる新しいパターンとみて警戒している。
 国民生活センターによると、弁護士事務所などを名乗って「料金未納」のため被害者に対する民事訴訟が起こされたと偽り、訴訟の取り下げ費用名目で現金を詐取する架空請求詐欺は1年半ほど前からあった。
 しかし、今年5月下旬からの1カ月間で、栄養補助剤などの購入代金が未納だとする「民事訴訟通告書」を受け取ったり詐欺被害に遭うといった、内容が酷似した相談が岩手、愛知、三重、岐阜などで計260件以上寄せられていることが同センターの調べで判明。愛知県では4日間に53件の相談が寄せられるほどの集中ぶりだったが、いずれも1週間もしないうちに相談はパッタリとなくなったという。
 東京都港区でも、今月6日ごろから「民事訴訟最終告知書」と書かれたはがきが送りつけられたという相談が区民から相次ぎ、区内にある6つの警察署への相談は140件を超えた。
 同センターは「地域により書かれている弁護士事務所の名前などは違っているが、告知書の文章が似通っており同一グループによる犯行ではないか」と推測。大量発生で田畑を食い散らしながら移動する“イナゴ”のような犯行で、警視庁では「身に覚えのない請求は無視してほしい」と改めて注意を呼びかけている。

ハリポタ最新作が全米公開、興収記録更新で好スタート

 [ロサンゼルス 12日 ロイター] 人気映画「ハリー・ポッター」シリーズの最新作「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」が11日に全米で公開され、水曜日としては過去最高となる4480万ドル(約55億円)の興行収入を記録した。制作会社が12日に発表した。
 また、世界でのチケット売上高も2920万ドルに達し、同日の興行収入は合わせて7400万ドルに達した。これには、米国とカナダで行われた深夜公開分(1200万ドル)も含まれている。
 調査会社メディア・バイ・ナンバーズによると、米国での水曜日興行収入のこれまでの記録は、2004年に公開された「スパイダーマン2」の4040万ドル。
 シリーズ5作目となる「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」は、タイム・ワーナー 傘下のワーナー・ブラザースが制作・配給。2001年に公開された第1作から第4作までの世界での興行収入は35億ドルに達している。

【メジャーリーグ】米紙の選手たたき

 4勝目を挙げたレッドソックス・松坂大輔だが、地元ボストンでの評価はあまりかんばしくない。
 「満足できる成績ではない」とボストン・グローブ紙は書いている。「もっとも、落札金額5110万ドル(約60億円)と今季年俸633万ドル(約7億5000万円)が、大リーグ一のセットアッパー、岡島秀樹の話し相手を獲得するためだった、と言うなら話は別だ」と辛辣(しんらつ)である。
 岡島はフリーエージェント(FA)移籍なので入札金は不要。年俸は123万ドル(約1億4500万円)だ。担当記者もファンも「松坂の話し相手としての獲得だろう」と思っていた。それがヤンキース打線を寄せ付けず、リーグ屈指の中継ぎ投手になった。
 「ファンキー(奇妙)なフォームで投げるハイブリッド・チェンジアップ」は、いまやチームの命綱だ。「岡島は彼が望むヒーロー・イン・ザ・ダーク(影のヒーロー)どころか真のヒーローとなり」、二人の立ち位置が逆転した、というのだった。
 さすがに“選手たたき”で伝統あるボストンの野球記事だが、それでも松坂が登板した試合の局面、ストライクとボールの割合、失点状況など、さまざまなデータを分析して「ダイスケがエースの素材なのは誰もが認める。ただ不思議なことに、どの試合でも1イニングだけ崩れてしまう。ここを直せば」と、復活に“時間的余裕”を与えてくれた。首位を走るチームの余裕というものだ。
 記者が選手をどう評価しているかは、記事に年俸などお金の話題が入っているかどうかで判断できる。「年俸25億円のA・ロッド」とか「1億ドル投手マツザカ」と書かれるのは年俸に見合わないと判断された批判記事だ。好成績のときはお金の話はまず出てこない。
 たとえば「投手陣に故障者が続出し、手が足りないのでベンチにいる」と言われるヤンキースの井川慶。1997年にヤンキースが総額15億円で獲得し、期待はずれに終わった伊良部秀輝投手を引き合いに「50億円超もかけた第二のイラブか」とささやかれ始めた。こちらは真価発揮まで待ってくれる時間はあまりなさそうなのである。
 お金の話は品がない。記事にお金の話が出ないよう、日本人大リーガー諸君にはさらなる奮起を望むばかり-。(球)

内海まで…巨人左腕王国崩壊

 【巨人1-2阪神】チームの連敗を止められなかった無念。巨人の内海は自分に語りかけるように試合を振り返った。
 「悔しい…。2本とも打たれてはいけないところだった。粘れなかった」。連敗ストッパーとして上がったマウンド。2回の先頭・金本から4者連続三振を奪うなど5回1死まで完全投球。腕が振れ直球、変化球ともに抜群の切れを見せた。だが、その調子の良さがアダとなった。6回、矢野に初球のスライダーを先制被弾。続く7回には1―1から金本に外角直球を左越えに運ばれた。いずれもストライクを取りにいった球が落とし穴となった。
 前回3日の横浜戦(長崎)で5回9安打3失点降板。「他にも先発がいないわけじゃない」と手厳しかった原監督は「久々にいい投球だった」と話したが阪神・福原との投手戦に粘り負けた。これで自身3連敗。6月9日の楽天戦(東京ドーム)で7勝目を挙げてから1カ月たっても白星は巡ってこない。内海だけじゃない。高橋尚、ルーキー金刃も7月は黒星続き。6月まで左腕3人で23勝とチームの白星約半分を稼いできた左腕王国に陰りが見え始めている。
 球宴前の9連戦で黒星発進。今季初の4連敗を喫し、中日に2ゲーム差まで詰め寄られた。長嶋終身名誉監督が観戦した試合の連勝記録も6でストップ。原監督の「あした切り替えて、しっかり(白星を)取ることに専念したい」と前を向いた言葉だけが救いだ。

<日傘>梅雨なのに超人気 背景に「天気予報不信」?

 梅雨のまっただ中で雨傘が手放せないはずの季節だが、東京など関東地方では梅雨入りから晴れ間が続き、日傘の売れ行きが異例の伸びを見せている。雨にも紫外線予防に対応する傘が人気で、背景には「天気予報不信」がありそうだ。
 東京・日本橋の三越日本橋本店では、6月からの傘全体の売り上げが平年の2割増と好調だ。特に売り場で目に付くのは「晴雨兼用傘」。日傘にはっ水加工、雨傘には紫外線防止の加工を施した商品が主流で、日照りが続く今年の梅雨にはぴったりとなった。広報担当者は「今年は梅雨時にもかかわらず、雨傘より日傘の方が回転が速い」と言い、傘を買い求める客からは「最近は天気予報も当たらないから」との声も漏れる。
 関東甲信地方の梅雨明けは平年7月20日ごろで、気象庁は「今年は平年並み」と予想している。【鈴木梢】