プロ格闘家に転向する北京五輪柔道男子100キロ超級金メダリスト・石井慧(22)=国士舘大=と、大相撲の横綱朝青龍(28)=高砂部屋=による近未来の仰天対決が浮上した。米国の世界最高峰の総合格闘技イベント「UFC」参戦を目指す石井が4日、日本の同イベント「戦極(せんごく)」のさいたまSA大会に来場。リングに上がると、近い将来の戦極参戦を宣言し、リングサイド席で観戦していた朝青龍に対して「そのときは横綱と試合がしたい」と挑戦状をたたきつけた。
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石井慧VS朝青龍という超ド級ビッグプランの“お年玉”が、会場のファンに届けられた。
休憩明けのリング。石井はUFCのTシャツにジーンズというラフな格好で登場した。リング上、マイクを手に「明けましておめでとうございます。総合格闘家の石井慧です」とあいさつすると、「アメリカで総合格闘技をやりますが、大きなお土産をもってこのリングに立ちたいと思います。そのときは横綱と試合がしたいと思います」と爆弾発言。リングサイド最前列に陣取った朝青龍を見てニヤリ。続いて、苦笑する横綱の表情がスクリーンに大写しになると、会場が沸いた。
横綱への“挑戦状”-。大会以上の盛り上がりを見せた想定外の“石井劇場”だった。さらに笑いもつかんだ。「先日、ある団体で負けた総合格闘技の選手が自分ではないかとうわさになりましたが自分ではありません」。大みそか「Dynamite!!」で謎の覆面戦士「キン肉万太郎」がボブ・サップに敗戦。あらぬ“うわさ”を完全否定して笑いを誘った。
昨年末は米ラスベガスでUFCを視察し、12月29日に帰国。30日は都内で「ハッスルマニア2008」に“プチ参戦”し、大阪に帰郷。大みそかから山形県内で山ごもりして迎えた2009年。ハードな年末年始の合間を縫って、練習する和術慧舟會と吉田道場の選手応援のため、昨夜、来場を決めたという。
ただ、現実的に究極の異種格闘技戦実現への道のりは遠い。石井は帰国直前にUFCを運営するズッファ社との独占交渉契約を結び、現時点で他団体との交渉はできない。今後はUFCおよびその下部組織に参戦することになり、戦極参戦はUFCとの契約解除が見込まれる数年先となる。朝青龍にとっても総合挑戦はまだ夢物語。近未来、両者のタイミングが絶妙に合った場合にのみ、黄金カードは実現する。
石井は吉田-菊田戦前に、朝青龍の隣にどっかと座った。昨年初場所の支度部屋を激励して以来、親交のある2人が仲良く並んで観戦した。
1月末に渡米。ラスベガスの元UFC王者ランディ・クートゥア主宰のジムで練習し、夢の階段の第一歩を刻む。「みなさん、総合格闘技、大好きですか?ボクも大好きです。みなさん、総合格闘技って、本っ当にいいものですね」。昨年他界した映画評論家・水野晴郎さんの決めゼリフを引用して“石井劇場”を締めくくった。胸に“総合格闘技LOVE”を刻み、09年、世界に挑む。
石井vs朝青 石井がリングから挑戦状
投稿日: 2009.01.05 月曜日 - 11:11 | 投稿者: adminy
