「世襲制限」が争点の一つに浮上している今衆院選。事実上の選挙戦がスタートした青森県内でも与野党の思惑が絡み、世襲をめぐる議論が活発化している。1区では22日、自民前職の津島雄二氏の引退に伴う候補者公募に津島氏の長男淳氏(42)が名乗りを上げ、党内外に「公募は世襲批判をかわすための形式的なものか」との憶測が広がった。4区では民主側が自民前職の木村太郎氏(44)に「世襲議員だ」と批判を強めている。
津島氏は21日、東京都内で「ポリティカルレガシー(政治的遺産)は、英語では良い意味だ」と世襲を肯定的に評価。翌22日、1区内で最も強固な組織を持つ津島後援会が淳氏の支持を決めた。
自民県連の大島理森会長をトップとする1区の選考委員会は書類、面接審査に加え、組織力も判断材料とする方針。このため自民内には「公募は最初から結論ありき」「津島氏は次の選挙で世襲制限される前に淳氏に継がせる気で引退した」との見方が広がる。
応募予定者の1人は「出来レースでは自民は有権者に見放されるし、ほかの選挙区にも悪影響を与える」と、公正な選考をするようけん制。
民主1区選対責任者の今博県議は、公募を「津島家の世襲のカムフラージュにすぎない」と指摘する。
批判の矛先を向けられた淳氏は22日、取材に「まだ正式に候補となっていない段階では何も言えない」と述べるにとどめた。
「世襲が市民の政治参加を妨げている。まさに悲劇だ」。民主系の市民団体が11日に弘前市内で開いたフォーラムで、主催者幹部が声高に嘆いた。父守男氏から地盤を継いだ木村氏を念頭に置いた世襲批判だった。
木村氏は取材に、4期の実績を踏まえ「初出馬では随分言われたが、何度も有権者の審判を受けており、今さらという気がする」と受け流した。
対する民主の津島恭一氏(55)。世襲制限の必要性を訴えるが、親せきに津島雄二氏や、津軽を地盤とした故田沢吉郎氏がいる。木村陣営からの「自分も政治家の家系だろ」との反論には、「父は教師で、誰からも地盤を継いでない」と強調する。
一方、3区では参院議員の父匡省氏と地盤が重なる田名部匡代氏(40)をめぐる世襲議論は盛り上がらない。自民県議は「父娘2人が相手なのはきついが、大人げない批判はしない」。田名部陣営は「父は参院で、娘は衆院。厳密には世襲ではない」としている。
世襲めぐり議論活発 1区公募は形式と憶測
恐山夏の大祭、大勢の参拝客が先祖を供養
日本三大霊場の一つに数えられるむつ市の「恐山」で20日から、夏の大祭が始まった。初日から大勢の参拝者が訪れ、硫黄のにおいがたち込める荒涼とした岩山の道を巡り、先祖の霊を供養した。
この日は、観光バスや県外ナンバーの車などが続々と訪れ、駐車場を埋め尽くした。
参拝者は総門、山門をくぐり、本尊安置地蔵殿を参拝。その後、恐山の開祖とされる慈覚大師の御堂や水子地蔵などに線香や風車を供え、そっと手を合わせた。
総門前では、霊を呼び降ろす「イタコの口寄せ」も行われ、生前親しかった人の“声”を聞こうとする人たちが、順番待ちの行列をつくった。
大祭は24日まで。22日には、山主上山式が行われる。
【写真説明】
慈覚大師堂の前で手を合わせる参拝者
女性の平均寿命86・05歳 08年、24年連続長寿世界一
日本人の2008年の平均寿命は女性が86・05歳、男性79・29歳で、いずれも3年続けて過去最高を更新したことが16日、厚生労働省が公表した「簡易生命表」で分かった。
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女性は24年連続で長寿世界一となり、男性は前年の3位から4位に順位が下がった。
厚労省は、平均寿命が延びた理由について「医療水準の向上などにより、三大死因とされるがん、心臓病、脳卒中の死亡率が下がったことが大きな要因。交通事故の死者数が減ったことも影響した」と分析している。
厚労省によると、平均寿命の男女差は、6・76歳。07年に比べ男性が0・10歳、女性が0・06歳延びた。
国際比較では、女性の2位は香港で85・5歳、3位がフランスで84・3歳。男性の1位はアイスランドで79・6歳、2位は香港とスイス(07年)がともに79・4歳で並んだ。
(共同通信社)
田中康夫氏が衆院選出馬へ 兵庫8区、冬柴氏と対決
新党日本代表の田中康夫参院議員は15日、次期衆院選で兵庫8区から出馬する意向を固めた。民主党の関係者が明らかにした。
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兵庫8区は公明党の冬柴鉄三元国土交通相の地元。田中氏は民主党などの支援を受ける見通しで、与野党激突の注目選挙区になりそうだ。来週の衆院解散後、正式に記者会見して発表する。
民主党の小沢一郎前代表は昨年秋以降、田中氏に衆院くら替えを打診。田中氏は当初、太田昭宏公明党代表が出馬する東京12区への小沢氏の国替えとの「東西セットのサプライズ」(田中氏周辺)を目指していた。西松建設巨額献金事件などもあり、同時転出は沈静化したが、鳩山由紀夫代表も衆院くら替えを強く要請。田中氏は15日、小沢、鳩山両氏と都内で相次ぎ会談し、出馬の意向を固めたもようだ。
田中氏は阪神大震災の際、被災地でボランティア活動に従事した経験がある。
(共同通信社)
古賀選対委員長と夕方に再会談 出馬要請めぐり東国原知事
宮崎県の東国原英夫知事は7日午前の記者会見で、同日夕に自民党の古賀誠選対委員長と都内で再会談することを明らかにした。同党が要請している次期衆院選への立候補をめぐり、詰めの協議が行われる見込み。
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古賀氏は、党の衆院選マニフェスト(政権公約)の骨格を説明し、理解を求めるとみられる。
東国原氏は、記者会見で「午前中に党から話し合いの場を持ちたいとの連絡があった」とした上で、協議の内容について「(立候補の)条件について何らかの回答があるのではないか。古賀氏だけか、ほかの人とも会うのかは分からない」と述べた。
東国原氏は、立候補の条件として(1)自らを次期党総裁候補にする(2)全国知事会の地方分権に関する要請事項を党マニフェストに盛り込む-などを求めており、記者会見で「妥協は考えていない。満額回答があったら自分なりに検討する」と強調した。
(共同通信社)
