<日傘>梅雨なのに超人気 背景に「天気予報不信」?

 梅雨のまっただ中で雨傘が手放せないはずの季節だが、東京など関東地方では梅雨入りから晴れ間が続き、日傘の売れ行きが異例の伸びを見せている。雨にも紫外線予防に対応する傘が人気で、背景には「天気予報不信」がありそうだ。
 東京・日本橋の三越日本橋本店では、6月からの傘全体の売り上げが平年の2割増と好調だ。特に売り場で目に付くのは「晴雨兼用傘」。日傘にはっ水加工、雨傘には紫外線防止の加工を施した商品が主流で、日照りが続く今年の梅雨にはぴったりとなった。広報担当者は「今年は梅雨時にもかかわらず、雨傘より日傘の方が回転が速い」と言い、傘を買い求める客からは「最近は天気予報も当たらないから」との声も漏れる。
 関東甲信地方の梅雨明けは平年7月20日ごろで、気象庁は「今年は平年並み」と予想している。【鈴木梢】

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